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「第九」の季節

2018年12月19日

年末の定番の曲「第九」

クラシック音楽に興味がない方でも

どこかで一度は聴いたことがあるかと思います。

作曲はベートーヴェン。

数ある音楽家の中で、私はベートーヴェンが好きです。

 

なぜか年末になるとあちらこちらのコンサートで演奏される「第九」は

交響曲の9番目、全楽章で70分近い曲。

「第九」=第4楽章の合唱というくらい、第4楽章が特に有名です。

 

ベートーヴェンは1770年ドイツのボンで生まれ、56年の生涯で

実に多くの作品を生み出しました。

生活は楽ではなく、青年時代は家族のために仕事を掛け持ちして

幼い兄弟の世話をし、恵まれた環境ではなかったそうです。

30歳になる前に音楽家として致命的な耳の難病を患い、

苦悩が続きましたが、音楽への強い情熱をもって乗り越え、

生きる意欲を得て数多くの楽曲を作り上げました。

当時、音楽家は宮廷や有力貴族に仕えて、作品は行事のために

作るもの。そんな時代にベートーヴェンは大衆に向けた作品を発表します。

音楽家は芸術家であると言ったベートーヴェンの功績は偉大で、

以降の音楽家は大なり小なり影響を受けています。

音楽の歴史においては重要な分岐点となりました。


時代によって流行る、支持される音楽が違う。それは昔も同じです。

誰かが新しい音楽を作り、それが広がる、一世を風靡するという現象は、

20世紀では例えばビートルズやクィーンでしょうか、時代の先駆けと言われ、

後に続くアーティストに大きな影響を与えたのと同じですね。



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「第九」の第4楽章の歌はドイツの詩人フリードリヒ・シラー作の

「歓喜に寄す」という詩。

この詩に深い感銘を受けたベートーヴェンが30年の歳月を重ねて

晩年になってようやく完成したこの交響曲「第九」には、

「人間愛」や「世界愛」が描かれています。

人類は平等で、お互いに愛し合うべきだと高らかに詠われ、

世界の理想を表している。

この曲が世界中で演奏され、歌われるのもうなずけますね。

理想に向かうエネルギーを感じます。

  

作家ロマン・ロランは「第九」を

「ベートーヴェンの生涯の全書である」と書いています。

この曲にはベートーヴェンの

「苦悩を突き抜けて、歓喜に至れ!」

という言葉が見事に表現されていると思います。


ベートーヴェンの苦悩の人生が凝縮されたこの曲が心にひびくのは

理想の世界に導くメッセージが込められているからなのでしょう。

そんなことを思いめぐらせながら、

今年の「第九」は大晦日にじっくりと味わいたいと思います。


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