ピアノはあなたの大事な人、家族やお友達と思ってくださいね~レッスンでお伝えしていること その1~
2019年12月5日
師走も5日を過ぎ、寒さも増して
なんとなく気忙しくなってきましたね。
吹田市の大人のピアノ教室 おとわ も
月1回のレッスンの方は「良いお年を」
いうご挨拶の時期になりました。
今年レッスンを始められた生徒さんたち、
まったく今まで鍵盤に触れたことのない方も多いです。
はじめてのレッスンではまず手の形についてお話しします。
子どもの頃に習っていた先生から
ピアノを弾く手は卵を握るように、と言われました。
そんなの古い!というお声もあるようですね。
最近はあまり手の形についてこだわらないようになって
べた手(指を伸ばした状態で弾く)も全然OKという意見も。
写真のように指が「くの字」に曲がっていても
丸みがなくても弾ければいい、
本人が弾きやすければそれでいい、
という意見もありますが、
レッスンでは基本の形を大事にするよう
生徒さんに伝えています。
弾きやすさ、指の運びのスムースさが格段に違い、
音色にも確実に差があると私は感じるからです。
たとえは「卵」ではなくてもいいのですが、
「手を丸くして弾く」
口で言うのは簡単で、形を意識したら肩に力が入ったり
肘が硬くなったり弾かない指がこわばったり、
確かに最初は難しいと思います。
子どもと違って関節も硬くなっている大人の方は
やりにくさを感じる方もいらっしゃいますが、
長く伝えられてきたことにはそれなりの理由があります。
最初からは難しいかもしれませんが、
せっかくなら美しいフォームで弾いてほしい、
そして美しい音を奏でてほしいと思っています。
答えがひとつの数学や物理と違い、
人間の手が奏でるものは何が正解というわけではありませんが、
美しい音色のためにも基本は大事にしたいと
考えています。
手を丸くすることをイメージするのに、レッスンでは
「ピアノを子どもさんや家族、友達など大事な人と思ってくださいね」
と伝えています。
大事な人なら指をピンと伸ばしたり、
つついたり掴むような触れ方はしませんよね。
包み込むように触れるはず。
それと同じ感覚でピアノに触れるという意識を持つと
すぐには無理でも少しずつ丸い手になっていきます。
手の形だけではないですが、子どもと違って大人の方は
頭で考えて体が動くようになっていますから
意識しないと変えられないのです。
そして、もうひとつ、生徒さんにお伝えしていることは
「ピアノは本当に素直で弾き手の言うとおりに
音を出してくれる」ということです。
優しく弾けば優しい音に
短く切るように弾けば跳ねるような音に
ずっしりと体重をかけて弾けば重い音に
なめらかに流れるように指を動かせばきらきらとした旋律に
悲しい気持ちで弾けば悲しい響きに
意気揚々として弾けば元気いっぱいの音に。。
一度として同じ音はないのです。
器械的には作れないのです。
その時々の弾き手の心も表してくれる素直なピアノだからこそ
長い年月、多くの人に愛されてきたのだと思います。
ピアノはオーケストラの音が出る楽器ともいわれています。
それくらい無限の表現ができる楽器です。
一人でも多くの方にピアノのよさを魅力を
より感じていただけたらと願っています。
~ピアノは 音楽は 夢を紡ぎ 人をつなぐ~
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大人のピアノ教室 おとわ では、
「はじめてみたい、もう一度やりたい、あの曲が弾きたい」
それぞれの方にあわせたレッスンプランで
ピアノに取り組んでいただいています。
弾きたい曲が弾けるように
簡単なキーや音に変えた楽譜を書き起こしていきますので、
無理なく、楽しく続けていただいています。
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